審美歯科

審美歯科による顔のバランス

正面観と側面観

正面観
咬合平面と歯と歯茎の境目を結んだライン、上の唇のラインは、それぞれ平行になるように治療されます。
お顔の正中線と前歯を結んだラインは、垂直になるように治療されます。

側面観
凸型顔の場合、薄い唇、控えめな前歯の形態を付与する場合が多い。
凹型顔の場合、厚い唇、強調した前歯の形態を付与する場合が多い。

横から見た顔のバランス(側方顔貌)

プロフィールタイプ
眉間点と鼻の下の点とを結んだ線と鼻の下の点とあご先を結んだ線のなす角度を見ていきます。
上下のあごの骨の成長やバランスに不備がある場合や歯の位置がずれている場合に、ノーマル以外を示す場合が多い。

Normal 標準的:この角度が170度前後

Convex 凸型顔:この角度が、170度以下。出っ歯の方や黒人に多い。

Concave 凹型顔:この角度が170度以上。受け口、あごが出ている方に多い。

Eライン(エステティック・ライン)
顔を真横から見て、鼻とあごの尖端を結んだ線がEラインです。日本人の場合、上下の唇がこのEライン線上か、やや内側に位置するのがベスト。

歯並びやかみ合わせの悪さは、Eラインにも影響します。
出っ歯の場合は上唇が大きく前に出ますし、受け口だと下唇が上唇より前に出たり、下あごも突き出た状態になります。



ナゾラビアル アングル
鼻の先端と鼻の付け根を結んだ線と上唇の先端を結んだ線とのなす角度を言います。
この角度は、唇の状態や歯の位置により影響を受けます。
正常値は、男性で、90~95度、女性で、100~105度である。
出っ歯や受け口の場合、値は大きく異なります。

リップ プロポーション
唇の形、サイズは、厚い、薄い、中間とさまざまなバリエーションが存在します。
標準的な、上唇の高さは、下唇の半分です。
歯の位置によって唇の形は、変化するので、歯の位置は重要です。
また、年齢によっても変化し、通常、加齢とともに、唇は平坦化すると言われています。