その他

スポーツマウスガードについて

スポーツマウスガードの製作

最近では歯科医院で取り扱っているマウスガードも機能的なものはもちろん、
デザイン性もよくなってきていて、カラフルなものからいろいろな国の国旗、
ドラキュラの歯のようなデザインなどのものもあり、かっこよく魅せるマウスガードも多くあります。

【製作順序】
診察・診断・前処置
   ↓
 印象採得
   ↓
 咬合採得
   ↓
作業模型製作
   ↓
 咬合器装着
   ↓
  調整

歯科医院にもよりますが、最初の診察で問題がなければ、
1週間から2週間くらいで出来上がります。

マウスガードを制作する上で、虫歯、歯肉炎、智歯周囲炎をはじめとした
歯科治療はしておきます。
そして過剰なオーバージェット(前歯突出)と口唇による歯の被覆不足(短口唇)のような
症状がみられる方は、外傷のリスクがあるため、説明と治療の提案があるかと思います。

マウスガードの具備する要件

・歯や歯周組織によく適合して、歯と上下顎に加わる衝撃を十分に吸収分散する。
・発声、呼吸など口腔機能を妨げず、競技に集中できる。
・着脱が容易で、競技中に脱落しない
・人体への為害性がなく、不快な味・臭いがしない。
・耐久性に優れている。
・安価で比較的製作調整が容易である。

市販のマウスガードの問題点

・歯や歯ぐきに合っていない。
・衝撃を十分に吸収・分散できない。
・着脱が容易ではない。
・競技中に脱落する。
・呼吸がしにくい。
・不快感
・臭いがする。
・発声がしにくい

市販のマウスガードは安価で入手しやすいことが長所ですが、
口腔内や歯列は人それぞれ違います。
自分に合った適切な調整を期待することは難しいと思います。